ss】【しんちゃん】「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!ジョジョと奇妙な冒険」その①【ジョジョ】
〜日本 埼玉 春日部〜
ジョセフ「みんな!着いたぞ!」
承太郎「おい、ジジイ…なんだって埼玉なんかに来たんだ。
早くカイロに向かわねえとお袋が…!」
アブドゥル「私の占いによると、このサイタマという街にもう一人…日本人のスタンド使いがいるみたいなんだ…」
花京院「それで?そのスタンド使いを見つける為の手がかりは?」
ジョセフ「フン!まぁワシに任せとけ!
『隠者の紫!!(ハーミットパープル)』」
ガッシャーーーーン!!!
ジジジ…ジーッ…
パッシィ!!
ジョセフ「スタンド使いのいる町までくれば、後はワシの念写でお茶の子さいさいじゃ!」
写真を見る一同。
ジョセフ「こ…コレはッ!!??」
アブドゥル「…お尻…ですね…。」
承太郎「ケツ…だな。」
花京院「臀部しか…見えませんね…」
承太郎「おい!ジジイ!!本当にスタンド使いがいるんだろうな!?」
ジョセフ「ちょっとタンマ!タンマ!
あれれ〜?おかしいのぉ〜!?
間違っちゃったかなァ〜??」
承太郎「…やれやれだぜ。」
花京院「しかし、手がかりがこれだけとなると…」
アブドゥル「顔も見えないんじゃ、探しようがないですね。」
???「ブリブリー!ブリブリー!」
一同「「「「!!」」」」
その瞬間!彼らは目撃する!
公園で遊ぶ園児たちの中に
プリプリのおケツを出して遊ぶ少年の姿をッ!!!
彼が!!彼こそがッ!!!嵐を呼ぶ園児『野原しんのすけ』なのだ!!!!
アブドゥル「ま、まさか…」
花京院「ものの数秒で…」
ジョセフ「ど、どうじゃ!!ワシの念写に間違いはなかったじゃろ!!!」
承太郎「ハァ……やれやれだ。」
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しんのすけ「ブリブリー!ブリブリー!」
風間くん「おい!しんのすけ!マジメにやれ!」
ネネちゃん「そうよ!リアルおままごと『吸血鬼に恋するプリンセス』の台本にケツだけ星人を出した覚えないわよ!!」
マサオ「ねぇー!なんで僕ミイラ男なのー!?」
ボーちゃん「がおー。がおー。オオカミおとこ。」
しんのすけ「んもー、きゅうケツきのお話って言うからせっかく一肌脱いだのにー。」
風間くん「本当に脱いでどうすんだよ!それにお前は怪物フランケンの役だろ!」
風間くん「フーラーンーケーンー!!!」
花京院「ジョースターさん…こう言うのは、その…何なんですが
…本当にあの子を連れて行く気ですか?」
ジョセフ「う、うーん…しかし!アブドゥルのタロット占いでは…!」
アブドゥル「はい…しかし…
その…変な話なんですが
占ってる最中に何らかの作用で、
普段、使わないでいた
『小アルカナ』のカードが
飛び出していきまして…」
承太郎「『小アルカナ』?…どういうことだ?」
花京院「『小アルカナ』とは「ワンド」「ソード」「カップ」「コイン」という4つの属性からなる…
トランプの原型のタロットカードと言われているものですね?」
アブドゥル「ああ、その通りだ…そしてその中の四枚のカードが壁に貼っていた日本地図目掛けて刺さったんだ…不思議なことにね。」
花京院「その場所が『埼玉』だったと…?」
承太郎「おい、そのカードとやら…見せてもらえるか?」
ジョセフ「そうじゃ!ワシもまだみとらんかったわい!」
アブドゥル「ええ、構いませんよ。
『ソードのエース』
『ワンドのキング』
『カップのクイーン』
『コインのナイト』
この、四枚です…」
承太郎「じゃあ、スタンド使いは全員で『四人』いると言うことか?」
アブドゥル「いや、そういうわけではない…あくまで反応は一つ…だが、カードは『四枚』反応している…」
花京院「あの少年の中に『4つのスタンド』が存在する…という考えはどうでしょう?」
ジョセフ「無くは無い話だが…いくらなんでも幼稚園くらいの子供に4つのスタンドを同時に操る精神力は存在せんじゃろう…」
承太郎「あの小僧…しんのすけ…
一体、何者なんだ…?」
しんのすけ「ほっほーい!」
風間くん「しんのすけーーーー!!!」
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〜夜 野原家〜
ひろし「たっだいまぁ〜!」
しんのすけ「とーちゃんおかえり〜!」
ひまわり「たいたいぁ〜!」
みさえ「あら!早かったのね〜!」
ひろし「おう!たまには早く帰ってやれって部長がさー!いやぁ嬉しい限りだよ。」
しんのすけ「まさかとーちゃん…仕事でヘマして帰らされたの?」
ひまわり「たたたいあ…?」
みさえ「そんな…あなた…。」
ひろし「んなわけねェだろ!家族サービスだよ!!ったくー…」
みさえ「じょ、冗談よ!ねぇ〜?」
しんのすけ「んもー、とーちゃんたらタヌキなんだからー。」
ひろし「それを言うなら短気だろ!
…って誰が短気だ!
そんな悪い子には…
『アフター5ヒゲラッシュの刑』だ!!」
しんのすけ「うわァァァーーーーーッ!!!!やめろォーーーーッ!!!」
ひろし「ジョーーリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリ
JORYYYYYYY!!!!!」
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〜野原家 前〜
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ジョセフ「スピードワゴン財団に調べてもらった結果…あの少年は『野原しんのすけ』5歳!
父はひろし、母みさえ、妹ひまわり、飼い犬はシロ!
好きなものはチョコビとお姉さんで
嫌いなものはピーマンとタマネギじゃ!」
アブドゥル「役にたちそうな情報はありませんね…。」
承太郎「それで、どうやってあいつをエジプトに連れて行くつもりだ?」
花京院「いきなり『息子さんをエジプトに連れて行きますがよろしいですか?』と聞いて、『いいですよ』と了承する親なんて見たことありませんよ。」
ジョセフ「大丈夫じゃ!その辺はスピードワゴン財団の協力もあり、
一つの作戦を結構することにした!!
アブドゥル!!」
アブドゥル「本当に…やるんですか?」
ジョセフ「なぁに!ワシはお前さんの占いを信じとるんじゃぞ!?
この台本通りやれば上手くいくはずじゃ!!!」
承太郎「…やれやれ、なんでこんなに疲れるんだ…この町は…。」
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〜野原家 風呂場〜
しんのすけ「とーちゃん!さっきのジョリジョリのお返しだ!
『お背中ゴシゴシの刑』だゾ!」
ひろし「おー!やれるもんならやってみな!
…っ痛ででででて!!!!
それ!風呂掃除のブラシじゃねーか!!」
ひまわり「たいたいうぅー」
〜野原家 キッチン〜
みさえ「待っててねー!もう少しでご飯できるからー!」
3人「「「ほーい!」」」
ピンポーーーン
みさえ「んもぅ…こんな時間に誰よ…!
はーーーい!」
ガチャ!
ジョセフ「ハロー!どうもォ〜ワタークシ世界ユニコフ協会のジョセフと申しマース!」
アブドゥル「お、オナージク ユニコフのアブドゥールいいまんねーん…」
承太郎・花京院「……。」
みさえ「(が、外国人…?)あ、あのー…うちに何か?」
ジョセフ「Ah〜のはーらしんのすけくんはオラーれますかァ〜?」
みさえ「…!!
うちの子に何か様ですか!?
教材のセールスなら間に合ってますんで!!」
ジョセフ「Oh my god!!!しんのーすけくんのママさんでしたかー!てっきりお姉様かと思っちゃいましター!Ahahahahaー!!」
みさえ「えっ…!そ、そんなやだぁー!そりゃ私もまだまだ20代ですし…!
あ、よかったお茶でも飲んでいきます?息子は今お風呂でして…」
ジョセフ「Oh!いいんですかぁー?それじゃお言葉にアマエマース!アブドゥーール!?」
アブドゥル「お、OKで…おまんがーな。」
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〜野原家 リビング〜
ひろし「しんのすけをエジプトに短期留学?!」
ジョセフ「YES!!その通りデース!!我々ユニコフはグローバルな若者を育てるために無償で日本人の子供を短期留学させるプロジェクトを推進してるデース!」
アブドゥル「…そんな中でお宅の野原しんのすけくんが選ばれたワケで…おまんがな…。」
しんのすけ「うほほーい!エプジトー!エプジトー!」
ひろし「でも、うちの子を海外留学だなんて…」
ジョセフ「今後、グローバル化の進むニッポンでは海外の経験も必要となる時があるデース!
それに留学といっても一週間程度のものデース!
ふたば幼稚園にも了承は得てマース!」
アブドゥル「そうやでおまんがな。」
みさえ「でも、ひとりぼっちでエジプトなんて…私、心配で…」ダキシメッ
しんのすけ「おぅぅ…かーちゃん、お客さんのまえだゾ」
ジョセフ「Oh!ママさん!ご心配なく!
我々も同行しますし、他にもこの二人の日本人高校生も留学するデース!心配いりまセーン!」
花京院「花京院典明と申します。よろしくお願い申し上げます。」
承太郎「く、空条承太郎…です。よろしく…」
ひろし「う、うーんしかしなぁ…」
ジョセフ「ア、ちなみにご協力いただけたご家族の皆様に息子さんと同じ海外を楽しめるエジプト3泊4日の旅行券もプレゼントしておりまーす!」ピラピラ
みさえ「しんちゃん!これからの時代海外での経験も重要よ!」
ひろし「そうさしんのすけ!これからの多様化していく日本経済をお前のような若い世代が担っていくんだ!こんな素晴らしいチャンスはないぞ!」
しんのすけ「と、とーちゃん…かーちゃん。」
ジョセフ「Oh!YES!!それじゃノハーラさん!」
ひろし「ええ、是非うちの子をグローバル社会に対応できる人間にしてやってください!」
ガッチリ握手
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〜翌日 空港〜
ひろし「しっかりやってこいよーーーー!!」
みさえ「ジョセフさんに迷惑かけちゃダメだからねーーー!!」
〜飛行機内〜
ジョセフ「フゥ〜〜!とりあえずひと段落じゃな!」
機内で落ち込む、しんのすけとアブドゥル
しんのすけ「…オラ…とーちゃんとかーちゃんに売り飛ばされたんだぞ…」
アブドゥル「ジョースターさん…なんで…なんで私は関西弁だったんですか…」
ジョセフ「お、おい!大の男がショボくれるんじゃあないッ!!」
承太郎「とにかく…これで全員カイロに向かえるんだ。今のうちに休んでおくことだぜ…」
しんのすけ「ん?クレヨンパトカー?」
花京院「世界三大美女と言われたクレオパトラさ。その昔、それはそれは美しい女王がエジプトには居たのさ。
その末裔の人々が今のエジプトにたくさん居ると思ったら…どう思う?」
しんのすけ「エジプトの美人のおねいさん…
(エジプト美女とのハーレムを妄想するしんのすけ)
あはは〜ん❤︎」
承太郎「ったく…やれやれだぜ。」
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!ジョジョと奇妙な冒険」その①
おわり
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